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わらいごと

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ライブ再開後の新曲を主に集めた作品。こちらも数に限りがございます。

きみにあいたいな


きみにあいたいな
ぼくの最新最期ののぞみはそれだけ

予約は信じない
予定も信じない
いつだって
最新最期ののぞみだけ
叶いますように

きみにあいたいな
ぼくの最新最期ののぞみなんだから


保険は在り得ない
保証はここにない
いつ何が
最新最期ののぞみまで
奪いかねない世

きみにあいたいな
今きみに会えたら
あれもこれもしてあげる

きみにあいたいな
ぼくの最新最期ののぞみはそれだけ

告白


見間違えでなければ
きみの笑顔は嘘っぱち
東西南北に開かれた扉

風通しのいい部屋では
涙も乾きやすいのかな

おとなになるため
きずついてきたのかな
怯えた目をかき消して
きみは泣き顔で笑う

勘違いだらけだね
僕の笑顔は嘘っぱち
四方八方開かれた小窓

日当たりのいい床から
埃が湧くのが見えるでしょ

おとなになるまで
手当もしないまま
用心深い指先を
いつも眦に添えて


ひとりにしないで
ひとりにしないで
ひとりにしないその代わり
決して涙は拭かないで

箇条書き


毎日生きてます
いろいろありますよ
あれこれほとんど
聞かせたいから

私は一夜漬けで備えます
あなたに会える前の夜

なのにそれなのに
あなたのせいで狂う段取り
なのにそれなのに
あなたのせいで忘れっぱなし

あなたに逢いに行く
みちみち考える
どこから話そうか
準備万端

私が一晩かけて誂えた
頭の中の箇条書き

なのにそれなのに
あなたのせいで狂う段取り
なのにそれなのに
あなたのせいで忘れっぱなし

今度は順番記号付き
手書きのメモは箇条書き

なのにそれなのに
あなたのせいで話せず仕舞い
なのにそれなのに
あなたのせいで忘れっぱなし

明日はいらない


待合いのホームで
夢中で文庫本を読む横顔
何を読んでいるのか
訊けばあわてて隠す仕草
或いはその前に
目を伏せて流れ落ちる髪
右手に残った
栞を呆然とみるところ

全部がいとおしい
こんな瞬間をあといくつ
重ねていけるだろうか
明日がこわい

出来合いのソースに
トマトを増量したと得意顔
何が足りていないのか
見当をつけられず思案顔
挙げ句はこの僕に
塩か胡椒かどちらかと訊ね
妥当な答えと
何かに怒っているところ

全部がいとおしい
こんな瞬間をあといくつ
重ねていけるだろうか
明日がこわい

いつものようにして


沈黙をきらう弱気な僕を
下から見下ろす瞳
珍しくもないメジャーコードに
微笑み寄せる唇
君に見つめられると
今すぐ逃げ出したくなる
いつか、いつものようにしてと
言ってくれるのかな

大胆な声をすました顔で
嘯くでもなく並べ
好き嫌い訊いて数え上げては
困り顔で勝ち誇る
君に見つめられると
今すぐ逃げ出したくなる
いつか、いつものようにしてと
言ってくれるのかな

たよりない年月を重ねた証し
辿るべき道の果て出会えた証し
いつか、いつものようにしてと
言ってくれるのかな

気持ちいいこと


あなたと向かい合って
気持ちをためすのよ
何をどうしたら
合格させよかな

気持ちいい時間
気持ちいいかたち
気持ちいい痛み
気持ちいい気持ち

どちらが先ともなく
小首を傾げては
言葉使わずに
謎かけあうみたい

気持ちいい時間
気持ちいいかたち
気持ちいい痛み
気持ちいい気持ち

ヒントを授けようと
当確ラインまで
近づいてみれば
不思議と迷わない

気持ちいい時間
気持ちいいかたち
気持ちいい痛み
気持ちいい気持ち

いたいくらべ


いくつになっても男と女は
いってることは男の子女の子
こっちの方が痛いのと
胸かきむしり合う春ね

果たしてそれが遊びと言えず
ひと夜の限りと言い聞かせつつ
我が身かえりみる余裕なし
忘れかけてた恋と呼ぶ

あなたの残した温もりを
枕で挟んで眠ります

いくつになっても男と女は
いってることは男の子女の子
こっちの方が苦しいと
胸かきむしり合う春ね

今年のカモは太り肉とか
大人の余裕を演じていたい
我が身ふりかえる余裕なく
いとしこいしと文字にする

あなたのくれた言葉だけ
日々読みかえして過ごします

いくつになっても男と女は
いってることは男の子女の子
こっちの方が切ないと
胸かきむしり合う春ね

あなたの指が触れた場所
自分の指でなぞります

いくつになっても男と女は
いってることは男の子女の子
こっちの方が痛いのと
胸かきむしり合う春ね

きみおもうゆえにわれあり


こころのうちに
いつも君がいて
帰る家があるようで
僕は歩いていられるのです

きみおもうゆえにわれあり
つぶやいて笑う

こころのうちに
いつも君がいて
出会う人や出来事を
君にいつでも話せるように

きみおもうゆえにわれあり
生きているかぎり

こころのうちに
いつも君がいて
日々押し寄せる苦しみに
負けない僕を見せたいがため

きみおもうゆえにわれあり
生きているかぎり

きみおもうゆえにわれあり
つぶやいてわらう

一生のおねがい


ひとことでおさまるほど
すでに人生は簡単じゃない
だから
いつまでも分かり合えないこと
受け止めようね

誓います君にだけ
死ぬまで君を受けとめる

年月を重ねた分
すべてともにした気になるけれど
それは
幸せな思い違いであると
受け止めようね

誓います君にだけ
死ぬまで君に憧れる

誓います君にだけ
死ぬまで君をあたためる

Information

型番:PMCD-3816
発売:2016年 03月
価格:¥2,200

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