シンガーソングライター石村吹雪オフィシャルサイト

トップ > SONGS >ALBUMS | 作品集

つぼさがし

前へ
次へ

助けあったり、支えあったり、傷つけあったり、称えあったり、そして補いあったり、それが生きる目的になる。

まちあわせ


護国寺で午後九時
ここで笑ってくれないと
僕の話は先へ進まないんだ
だから、ねぇ笑って

正門で待ち合わせしよう
地下鉄の出口もそばだから
不忍通りを時計回りに
歩き始めよう

最初の角を左折しよう
細くて暗くてこわいかな
僕がそばにいるから大丈夫
君は思うはず

護国寺で午後九時
ここで笑ってくれないと
僕の話は先へ進まないんだ
だから、ねぇ笑って


ここは昔川だったんだ
どの家も玄関は向こう側
そんな話がちょうど終われば
僕の部屋がある

護国寺で午後九時
ここで笑ってくれないと
僕の話は先へ進まないんだ
だから、ねぇ笑って

ねぎま


大人の関係は ないものねだりは
隠したまんま いいとこどりっこ

ねぎまねぎま 肉と肉の間
ねぎまねぎま 染み出すあじも 染み付くあじも
うとましく うつくしい

まるごとバナナのクリームが好きといえば
君はこう返すバナナだけちょうだい

ねぎまねぎま 人と人の間
ねぎまねぎま とりもつときも 引き裂くときも
疎ましく 美しい

君の好きなねぎまの とりだけを抜き取る僕を見て
君はこう叫ぶ ねぎ全部ちょうだい

ねぎまねぎま 好きと嫌いの狭間
ねぎまねぎま いいとこどりをゆるさぬメニュー
うとましく うつくしい

つぼをさがして


どこにあるかな
君のつぼをさがして
まさぐるように
からみついてみるよ

くすぐらないで
おどけもふざけもせず
なぞっただけで
穏やかに効くとこ

身体中から
心の隅々まで
確かめながら
僕は生きていたい

ふれただけで痛いとこ
君の生きた証さ
大丈夫もう大丈夫
僕が覚えておこう
 
絶望の日も
君の笑顔さがして
あけくれてゆく
僕は生きていたい

あさがおが咲いたら


毎日朝が来て
昨日の疲れも
知らないふり
忘れたふり

使命も責任も
仕事でもないから
あさがおには
水を忘れず

ものおもわない人になれたら
この世も少し楽だけど
朝顔が咲いたら一番に
伝えたい人がいる

朝陽の眩しさが
忌々しくても
言わないように
生きているんだ

ものおもわない人になれたら
この世も少し楽だけど
朝顔が咲いたら一番に
伝えたい人がいる

朝から晩まで
心が呼ばれてる
そのために
生きているんだ

朝顔が咲いたら一番に
伝えたい人がいる

星の涙


無闇にもとめたやさしさは
いつかかたちをなくすから
星の涙を片付けた
この手のようにさりげなく

風邪をひいたら
早く眠ること
当たり前のことも
楽しくなりますように

今でもおぼえている
星の数ほどの涙
あなたの知らないこと
まだたくさんある

雨が降ったら
傘をふたつ持って
当たり前のことが
増えて行きますように

今でも忘れていない
星の数ほどの涙
あなたの知らないこと
まだたくさんある

無闇にもとめたやさしさは
いつかかたちをなくすから
父の形見も片付けた
この手のようにさりげなく

寛解


ゆるやかな時は過ぎてゆく
それが川のようなので
僕は岸辺に打ちあげられたまま
たたずみひとり見ていましたが

君がよろこびの涙をきちんと流せるように
僕は生きる君のかなしみのために

穏やかな午後が過ぎてゆく
それは凪のようなれど
僕は窓辺で膝を抱えたまま
見えない風を除けてましたが

君がよろこびの涙をきちんと流せるように
僕は生きる君のかなしみのために

Information

型番:PMCD-4316
発売:2016年 09月
価格:¥1,019

SHOP

ラブレコードで購入

ペンツマンレコードで購入

あまり乗り気ではないがご挨拶も表示する

ページのトップへ戻る