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ゆめのしらべ

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「さあ、僕の為に君は咲いてみるべき時が今なんだよ」史上最甘、32曲一時間五十分構成のアルバムに、君もついて来られたらいいのに。

花にたとえていいですか


花にたとえていいですか

花にたとえる程美しくない上に
頭の固い君にすすめてあげよう
雨風に耐え身を守るが如く
堅い蕾でいるのもいいけれど
さあ君よ僕の為に咲け

僕も口ほどに立派でもないけれど
お尻の軽い君に教えてあげよう
星の数だけ夢を見てもいいさ
だけど太陽は僕独りだろう
さあ君よ僕のもとで咲け

咲いたら君を褒めてやろう
その時君を愛でてやろう
どんな色でもどんなにおいでも
さあ君よ僕の為に咲け

カレンダー


カレンダーに印を付ける
僕の来た日付に
そんなことをして大丈夫なの
お友達に何て言うの

振り返るのは嫌い
過ぎたことは過ぎたこと

月初めに君は破ったカレンダーで
生ゴミをくるむ

ものの五分で話に厭きて
君は目を閉じる
こんなことをして過ごすだけでも
分かり合える気になるの

駆け引きなんかしない
欲しい物は今欲しい

月はじめの君は新のカレンダーに
予定は書かない

カレンダーに印が増える
僕の来る日だけは
電話もメールも届かないから
お友達は何て言うの

これでよしとすべきか否か


おかしなことだよ 僕が煙草を辞めたのは
意味あり気で実はそうでもない値上げのせいさ

君の為じゃない 町の為じゃない
国の為じゃない 僕の為だけさ

これでよしとすべきかいなか
煙草をすわなきゃ僕が好きだそうで
それでふたりは一緒にいるが
ご飯の途中で本を読む君が嫌い

おかしなもんだよ 僕が煙草を辞めたこと
身体のため禁煙はじめたと決めつけられる

肺の為じゃない 人の為じゃない
誰の為じゃない 国の所為なのさ

これでよしとすべきかいなか
煙草をすわなきゃ僕が好きだそうで
それでふたりは一緒にいるが
話の途中で電話みる君が嫌い

これでよしとすべきかいなか
煙草をすわなきゃ僕が好きだそうで
それでふたりは一緒にいるが
言葉の切れ目で語尾挙げる君が嫌い

これでよしとすべきかいなか
煙草をすわなきゃ僕が好きだそうで
それでふたりは一緒にいるが
ご飯の途中でトイレ行く君が嫌い

正義の味方はもうやめた


公衆道徳伝統断絶
気になることにいろいろ噛みついて
すっかり僕の歯はぼろぼろだ
親父の入れ歯も笑えない

公共料金皇室典範
気になることは変わりないけれど
一体僕に何が出来るのか
正義の見方も限界だ

一生君の味方でいよう
案外君は間違えるけど
生涯君の味方でいよう
だってその方が楽しいんだもの

世の中おかしくなる一方で
改善の兆しは見当たらない
そんなことばかり言っている
僕の方がおかしいとしても

一生君の味方でいよう
いつも君は間違えるけど
生涯君の味方でいよう
だってその方が楽しいんだもの

非常識もみんながやれば常識になる
非公式もみんなが見れば公式になる
ひきこもりも続けていれば職業になる
非合法も続けていれば慣例になる

はじめての男


いわゆる僕がはじめての男
僕らの歳を考えたら皆が笑うが
それでも僕がはじめての男
あらゆる技を試したらきっとなれる

26にもなっていればたいていのことは
経験済みだろってそれ男と女の話ね
全く出会うのが遅すぎたそう思うけど
僕は誰かの続きじゃないからさ

いわゆる僕がはじめての男
僕らの歳を考えたら皆は笑うが
これなら僕がはじめての男
年下だけどさんづけで呼び続ける

右側を歩くのも左を歩くのも
全くさしたる問題じゃないけれど
右斜め下からうかがう君の顔の方が
そそるのはやっぱり経験の賜物か

いわゆる僕がはじめての男
僕らの歳を考えたら皆は笑うが
これなら僕がはじめての男
あらゆる角度で君を愛し続ける

少々変態ちゃんでもいいじゃない
少々童貞ぶってもいいじゃない
いわゆる僕がはじめての男
僕らの歳を考えたら皆は笑うが
いままで僕ら試せなかった
あらゆる技で君を愛し続ける

そらに


左手に文庫本
頁を挟む二本指
しだれてはかきあげる
耳をなぞる二本指
ああ激しく波打つ心
ああ君は君だけで僕を少年にする

人の顔をみないのは
何かを恥じているから
君の顔をみないのは
19の自分に戻るから

今時代に珍しい
真っ黒の長い髪
一重の瞼と
笑う度に泣く目尻
ああどこかで出会ったような
ああ君は君だけで僕を少年にする

人の顔をみないのは
自分を恥じているから
君の顔をみないのは
20の自分に戻るから

ああ他人のそら似と言えど
ああ君は君だけで僕を少年にする

人の気持ちも知らないで
同じように笑うから
いずれ必ず知らぬ間に
同じように間違える

君の顔を見ないのは
19の自分に戻るから
君の顔を見ないのは
20の自分に戻るから

右も左もありません


だんだん年をとってきてさ
君とも10こも歳が違う
ついつい説教口調でさ
半分本気で怒ったり ふふふ

新聞記事をネタにしてさ
話が合うとも思えないが
戦後の教育問題に
半分本気で怒ったりふふふ

右寄りだよねって意味有り気に笑う
いま時代珍しいな君そうか
お勉強だけはしてきたんだねと褒めると
右寄りだよねって意味有り気に笑う 君26歳

だんだん歳をとってきてさ
君とも20も歳が違う
ついつい説教口調でさ
半分本気で怒ったりふふふ

ネットニュースをネタにしてさ
会話になるとも思えないが
社会保障政策なんか
随分本気で怒ったりふふふ

左寄りだよねって意味有り気に笑う
言われてみればそうかもしれない
ノンポリノンセクさえないからねと嘯けば
左寄りだよねって意味有り気に笑う 君16歳

今日は分からないって意味有り気に笑う
日により立場の違うのなんか
ボタンの掛け違いと同じさと嘯けば
今日は分からないって意味有り気に笑う 君16歳


雨ならぬるくなくていい
冷たく嫌みなほど叩けばいい
君の差し出す傘を破り
肩から肘まで濡らしてしまえ

僕の右手が
君のなくした体温を埋める

雨なら予告無しでいい
薄着を嫌みなほど濡らせばいい
細い雷音を立てて
首から胸まで剥がしてしまえ

僕の右手が
君のなくした体温を埋める

雨ならぬるくなくていい
汚れた君の全部洗えばいい
君の震える口を開き
膝から膝まで流してしまえ

僕の右手が
君のなくした体温を埋める

話はあわない


雨が降って散歩が出来ず
僕らは時間を持て余す
人見知りで会話が下手で
それでも惹かれた者同志

コミック好きの君と
まるでかみあわぬ僕は
沈黙の中静寂の中

歩き回って散歩に飽きて
僕らは時間を持て余す
久しぶりで期待もあって
静かな火照りを持ち寄った

オカルト好きの君と
まるでかみあわぬ僕は
沈黙の中静寂の中

本の好みじゃ話が出来ず
僕らは散歩で結ばれる

コバルト好きの君と
まるでかみあわぬ僕は
沈黙の中静寂の中

不覚


不覚にも君の素足に萌えちまったんだよ
東京随一聖人君子のこの僕としたことが
決して細いと思わない
決して白いと思わない
決して綺麗と思わない
言ってみれば君の作戦勝ち
ああああああああああああ
君の××を僕××××た

不覚にも君の素足に萌えちまったんだよ
三次元界で一番深い蟻地獄から伸びる
ちっとも色気はないはずが
最もフレアで攻めてきた
もっとも普段は着ていない
言ってみれば君の作戦勝ち
ああああああああああああ
君の××を僕××××た

不覚でした迂闊でした

迂闊にも君の素足に萌えちまったんだよ
東京随一聖人君子のこの僕としたことが
ああああああああああああ
君の膝を僕の右手が割った

電悩


どちらへ進もうと
僕らはかわらない罠
ふるえる指先で
うっかりダブルクリック

みてみてみて どれだけでもいいから
みてみてみて 私の全部を知って

君の熱い気持ちが君の身体を熱くする
君の熱い身体が僕の身体を熱くする

記号を交わそうと
僕らはわからない罠
ふるえる指先で
心ドラッグドロップ

みてみてみて 見るだけでもいいから
みてみてみて 恥ずかしいと思わない

君の熱い気持ちが君の身体を熱くする
君の熱い身体が僕の身体をかたくする

きてきてきて ディスプレイのこちらへ
いくいくいく はじらう私のもとへ

君の熱い気持ちが君の身体を熱くする
君の熱い身体が僕の身体をかたくする

みてみてみて どれだけでもいいから
みてみてみて 私の全部を知って

仮面


黙ってないで何とか言って
どうして欲しいか言ってごらん
君二人きりになるなり
無口になるんだもん

思いついたことそのまま言って
良いか悪いかを言ってごらん
君九時五分過ぎるなり
無口になるんだもん

うんうんうんうんうんとも
すんすんすんすんすんとも言わない
有名な君のお喋りは仮面
僕の前ではそれをまず脱ぐ

飾ってないで本当を言って
はあでもああでも言ってごらん
君毛布だけになるなり
無口になるんだもん

気張ってないで力を抜いて
身体で言葉を言ってごらん
君十時十分の膝で
無口になるんだもん

うんうんうんうんうんとも
すんすんすんすんすんとも言わない
有名な君のお喋りは仮面
僕の前ではそれをすぐ脱ぐ

ひたってないで何とか言って
どれほど好きかを言ってごらん
君独りで気を遣るなり
無口になるんだもん

はやくてごめん


はやくてごめん
やわくてごめん
あわくてごめん
よわくてごめん

はやくてごめん
青くてごめん
泡食ってごめん
あほ言ってごめん

はやくてごめん
あかくてごめん
たかくてごめん
かたくてごめん

ほかにないわけだ


やさしい心でありたいな
出来ることならば
あいつもこいつも許したい

毎日の軋轢で
身も心もささくれだって
ちょっとふれあうだけで痛い痛い痛い

疲れちゃうね笑っちゃうほど21世紀
現代に至っても癒されうるのは
粘膜同士のやすりあい
R15の不文律

新たな気持ちで臨みたい
出来ることならば
飽きたり拗ねたりしたくない

株式の動向も
僕らの出来高だって
とても似ているだから痛い痛い痛い

疲れちゃうね笑っちゃうほど21世紀
現代に至っても癒されうるのは
粘膜がらみのさすりあい
R12の不文律

疲れちゃうね笑っちゃうほど21世紀
現代に至っても癒されうるのは
粘膜同士ののさすりあい
R7つの不文律

心配


君は君のことだから気づいていないけど
会う度きれいになっていく
お世辞にも見栄えのしない
街で声を掛けられることもない
だから安心だったのに

このまま君は毎日毎週
きれいになってしまうのかな
そしたら君は僕など忘れて
きれいになってしまうのかな心配

君は君のことだから気づいていないけど
会う度に変わっているんだよ
見た目より手慣れてなくて
指遣いも不器用そのものだし
それも安心だったのに

このまま君は毎日毎晩
上手になってしまうのかな
そしたら君はそしたら君は
どこかへ行ってしまうのかな心配

あれもこれもそれも
僕のせいだというけれど

このまま君は毎日毎週
きれいになってしまうのかな
心配ばっかりしている僕に
愛想を尽かしはしないかと心配

きれいな心アレルギー


神宮前の交差点で漂流者たるを知る
ゼブラの隙間から滑り落ちて消えよう
人波に汚されていく君を見ていくことが出来ず
僕はかぶりを振るが
今や君は
きれいな心アレルギーきれいな身体アレルギー
適度に汚れた僕が好き適度に腐った僕が好き

参宮橋の交差点で信奉者たるを知る
夕映える君の髪が在りし日のままに香る
人並みに汚されてきた君を見ていることが出来ず
僕は目を逸らしたが
今や君は
きれいな心アレルギーきれいな身体アレルギー
適度に汚れた僕が好き適度に腐った僕が好き

聖人かぶれの聖人もどきが今日もゆく
偽善を偽善と毅然と叫ばない

きれいな心アレルギーきれいな身体アレルギー
適度に汚れた僕が好き適度に腐った君が好き

ロールキャベツ


ロールキャベツだったら
作るも食べるのも好き
生野菜より格段
美味しく食べられるから
君と僕のリクエスト合致

ロールキャベツのように
君あつあつにしたいな
前歯で軽く噛んだら
意外にほろろ破れる
君をよそに欲望はあっち

はーふー×3かなわないよ はーふー×3好き嫌いしない

ロールキャベツのように
歯にしみじみとするほど
前歯も舌もやさしく
愛しい味がするから
君と僕のリクエスト合致

はーふー×3たまらないよ はーふー×3好き嫌いしない

ロールキャベツといえど
明かりもったいつけたら
必ずさめてしまうね
ちんしてちんしてあげよう
君と僕のリクエスト合致

はーふー×3かなわないよ はーふー×3好き嫌いしない

メモリー


憶えの悪い君に手紙を書いてみた
覚えの悪い今の僕にはそれしかなかった

古風な手よねと君は笑って振り返る
目出たく肩を並べてお守りにどうかとすすめた

そんな大事なもの どこへしまったか
忘れている 君に呆れては

憶えの悪い君に何度も電話をする
例えの悪い僕の話で白けてしまった


頭の悪い君といえども忘れない
後味の良い恋の記憶はあるものでしょう

涙もっといっぱい 見せて伝えよう
心のファイルに栞を挟むように

憶えの悪い君といえども忘れない
丈夫で長保ち 僕のメモリー差し込んでみる


涙もっといっぱい 見せて伝えよう
心のファイルに栞を挟むように

頭の悪い君に心を奪われて
後味の良い恋に憧れ心尽くすよ

憶えの悪い君といえども忘れない
後味の良い恋の記憶に留まりますように

砂の城


かなわない約束をすること
また明日と言えること
待たされて身もだえの朝昼夜

ただ真実が擦れ合う場所にあるとして

壊れない崩されない
二人が築く砂の城
風吹けど乱されない
二人が濡らす砂の城

書きためた恨み言浮かべて
愛してると言えること
じらされてなお消えぬ煩悶の炎

ただ真実が触れ合う場所にあるとして

壊れない崩されない
二人が築く砂の城
風吹けど乱されない
二人が濡らす砂の城


君の全くのゼロの経験知が
無限の夢を妄想を泡立てる
知らないことは幸福だ

君が掌に包む一本目の
蛇腹の包皮永遠の標準
知らないことは幸福だ

何処の誰かが記す限界値が
自由の夢の係数を固定する
知らないことは幸福だ

君の掌に刻む皺の淵が
意外な夢と幻想を際立てる
知らないことは幸福だ

赤い帽子


黒目を覗き込んだら
見つめ合ってるみたいかな
人目に恥じる僕を
いつも君は楽しんでいる
痩せっぽちが風に吹かれて
飛ばされそうで駆け寄った

赤い帽子を君にかぶせて
愛おしんでそっと撫でたら
ものの二秒でマッチのように
君に火がつく 見ていたい

声が聞き取れなくて
唇に耳を寄せて
人目に恥じる僕を
いつも君は楽しんでいる
痩せっぽちが風にまかれて
ひとりぼっちを抱きしめる

赤い帽子を君にかぶせて
愛おしんでそっと撫でたら
ものの二秒でマッチのように
君に火がつく 見ていたい

痩せっぽちが風に吹かれて
飛ばされそうで腕を貸す

赤い帽子を君にかぶせて
愛おしんでそっと撫でたら
ものの二秒でマッチのように
君に火がつく 見ていたい

まさかの春


身の丈で生きれば
手に届かないものはないし
届かないものは縁のないものと
僕はもう決めていたんだ

いくつもの春を痛い記憶にして
だから君を夢にも持ち込まず
そっと暮らしていたんだ

まさかの春
季節外れの嵐を呼んだ
君はまさかの春

傷ついた数だけ
大人になると人は言うし
大人ともなれば傷つかぬものと
僕はもう決めていたんだ

いくつもの春を半ば犠牲にして
雨も風も肌には沁みぬよう
ずっと鎧っていたんだ

まさかの春
君を愛して季節が巡る
君はまさかの春

コンタクト


男らしくありたいと人並みなことを思う
守りたい人が目の前に現れたから
君の目に映る僕はお世辞にも立派じゃなく
君の目に映る僕はきっと頼りないんだろうな

あまり僕を見ないでくれないか
別に疚しいこともないけれど
目のやり場に困るとはこんな時
言わないものかも知れないけれど

コンタクトを新しくしたなんて言うと思う
昨日より僕がよく見えているんじゃないかと
君の目に映る僕は見た目より立派じゃない
お願いだコンタクトはここで外して眠っておくれ

あまり僕を見ないでくれないか
別に疚しいこともないけれど
目のやり場に困るとはこんな時
言わないものかも知れないけれど

目を逸らす僕の膝に悪戯に君が座る
お願いだコンタクトはここで外して眠っておくれ

あまり僕を見ないでくれないか
別に疚しいこともないけれど
目のやり場に困るとはこんな時
言わないものかも知れないけれど

君から電話が来ない日に


君から電話が来ない日に
やることもなく為す術もなく
そんなに二人の時間とは
生きるが為にあるのでしたか

苦し紛れにノートを買って
話し始めた全てのことを
卜書き混じりに書くのです

君から電話が来ない日に
やることもなく為す術もなく

君から電話が来ない日に
責めるでもなく追いかけもせず
さえない私の時間には
主役の君は忙しすぎて

苦し紛れにノートを買って
口に出せないまだ見ぬ夢を
卜書き混じりに書くのです

君から電話が来ない日に
やることもなく為す術もなく

君から電話が来ない日に
つらつら綴る言葉も絶えて
ぼんやりとぼとぼ歩き出す
君の他には眼に映らない

さっき泣いてたでしょ


言いかけて辞めた話の先で
僕は君を困らせていないだろうか
ねぇ僕は生きていくのが辛いと
すぐに泣き言を言うから
君は強くなるの

それでもただただ僕はただただ
君を笑わせていたいんだ
どんなにセンスがなくてもいいだろ
だってさっきまで泣いてたの隠すから

黙々と過ごす独りの夜に
僕は君を困らせていないだろうか
ねぇ君を受けとめているだろうか
僕はきれい事を言うから
君は強くなるの

それでもただただ僕はただただ
君を笑わせていたいんだ
どんなに頼りなくてもいいだろ
だってさっきまで泣いてたの隠すから

いつものように


私の何が分かるの
本当の私は私も分からないけれど
確かにあなたの前で少しは素直になれたもの
だけど嘘をついていたそれも確か

そんな顔していたと今まで気付かなかった
君はそんな僕を知って何かに気付いたんだね

あれが最後だったなんて笑えば済む話なれど
JRのホームで小さく
君は手を振っていたいつものように

あなたの望む私がわかるほど私は
私を演じてきたけれど
確かにあなたの前なら言えない本音も言えたもの
あなたの喜びそうな それも確か

そんな顔していたと今まで気付かなかった
だって君は笑っていたよ笑っていたんじゃないのか

あれが最後だったなんて誰なら慰めてくれる
JRのホームで小さくずっと手を振っていたいつものように

だって君は笑っていたよ笑っていたんじゃないのか

あれが最後だったなんて誰なら確かめてくれる
JRのホームで小さく
君は手を振っていたいつものように

去りゆく君へ


去りゆく君へ届くだろうか
そんなに急いで荷物まとめる

目当てのうたに操をたてて
何かいいことあったのですか

去りゆく君よ俺俺俺だが
金はいらないもう少しここで聴け

薄着の君が席を立つなら
一度この僕にお辞儀をしろよ

それでは君のことを歌おう
無駄に忙しく席を立つ人

人見知りにも程度があろう
だいたい君は聴くだけの人

暗い座席で油断禁物
耳と心が試される人

立場違えば見方も違う
僕と君とはいつでもそうさ

ありがとう


ありがとう
いつもの道が
今日は好きに思えた
隣りに君が居ただけで

ありがとう
出会ったことは
偶然でしかないけれど
永遠なんてないけれど

ありがとう
冷たい夜が
待ち遠しくも思えた
隣りに君が居るだけで

ありがとう
僕の手を握り
その胸に引き寄せた
永遠なんてないけれど

ありがとう
生きていくことが
何故だか楽しくなった
隣りに君が居るだけで

秋日


急に寒くなったからお気をつけて
当たり前に口をつく言葉が
季節の挨拶と気付かず

ほんの少し前の午後五時なら
まだ夕陽が足許を照らして
のんびり歩けたよ自然に

明日もまたあるんだからお疲れさま
まるで独りになりたいみたいに
お先にどうぞなど言ってる

ほんの三月前の午後五時なら
待ち合わせの駅までの時間を
指折り数えては笑ってた

分かってるんだぼくのことなど
なかったことにして
夢みるような目をしているさ
今夜あたりは

さよなら


僕に振り回されて
君の握力は限界
確かに何度かそう言ってたね
さよなら ためらっていたけれど
さよなら 言わなくちゃならないんだ

声に出来ぬ苛立ち
君の迫力の沈黙
想いは形になるものだよね
さよなら ためらっていたけれど
さよなら 言わなくちゃならないんだ

せめて重ねた日々が
君の重荷にならぬよう
一つの言葉に未来託そう
さよなら もう会うことはないから
さよなら 悔いとともに投げあおう

越年の夢


年が明ければ年をとるのに
僕らの未来は年をとらない

例えて言えば夢でした
いかにも愛としか言えなくて
さすれば愛はこれほどに
儚いものはないでしょう

無理に重ねた無理は即ち
道理を重ねる年を越さない

思えば短い夢でした
これまでこれからの中では
さすれば夢は真実に
何より近い場所でしょう

君の幸せ祈るほかない
惨めな台詞を吐き捨てました

疲れています


どことなく忙しい
理由も気に留めず
笑顔三昧努めて
泣けなくなりました

うしろ髪をふたつに束ねて
屈託を隠せば
僕が笑うこと知ってるだろ
それだけでいいよ今日は

それとなく会いに来て
理由はなしくずし
指で三回勤めて
いけなくなりました

僕を変な下の名前で
呼び止めてしまえば
僕が弱いこと知ってるだろ
それだけでいいよ今日は

これといって味のない
理由も気に留めず
笑顔三昧務めて
泣けなくなりました

うしろ髪をふたつに束ねて
屈託を隠せば
僕が笑うこと知ってるだろ
それだけでいいよ今日は

Information

型番:A42
発売:2009年 02月
価格:¥2,200

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ジャケット デザインはTOMO工房さま

2009年2月2日より、ラブレコードにて販売中

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